鉄道関連本

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模型を処分しようとすると…

最近、またぞろ仕事を変える算段をしているため、収入のないことを憂いて、いろいろと処分しようとしているんですが、その度ごとに、思い出されるのが、亡くなった母親の言葉です。

15年もの長い間、音信不通になるほどの大げんかをし、それでも用事があって、東京に行こうとしたときのこと。

つい先年亡くなった義理の父親の遺影に「ちょっと東京に行ってきます」とあいさつしたところ、なんとなく…「●●くん(らじ店主のこと)、なにもいわず、お母さんに会ってきなさい」と言ってきたのです。
(ちなみに私に霊感など全くありませんし、宗教がらみのことはいっさいしておりませんのであしからず)

うーん、と思いながら、まず父親に連絡…すると、父親は「まあとにかく来いや」といって、母親のところへ…。
まーさんざんに文句と悪たれをつかれましたが、それでもなんとなく胸のつかえがおりたような気がしていました。
そのわずか半年後、大腸がんが発覚…、もう手術は難しいともいわれ、愕然としたのを覚えています。
母親と別れて、別の場所で暮らし、なにも手を出さなかった親不孝をいまさら呪い、後悔しても始まらないことを何度も懺悔し、亡くなるひと月前は、某オークションに大量に出品し、飛行機代を稼いでいました。

しかし、すでに半分この世にはいなかった母親の顔を見るたびに、まだすこぶる元気だった頃
「おめえ、自分で欲しくて買ったおもちゃ(彼女は模型をおもちゃと言ってましたね:笑)なんだから、たとえ苦しくても売ったりしちゃいけない。欲しい人にやるなら仕方ないけど、売るくらいなら自分で働け!」
と言っていたことを思い出したことがあります。

いまでもそうなんですが、なにかしらを売ろうとすると、ほかの方が同じ模型をオクに出してしまうんですね。
しかも予定していた価格よりも大抵は下回って、その方々の模型が落札されていく…。
やっぱり母親が「売るんじゃねえ!!」と言っているような気がします。

たしかに自分が欲しいと思った模型たちです。
それを手放すということは、本当は寂しいことであるはずなのですが、先に書きました通り、気持ちは揺れているのです。

もう自分に子供が出来ることはないし、後に次ぐものもいない。
では、もし自分に万一のことが会ったとしても、女房は、 門前の小僧習わぬ経を読み…なので、買い取り模型店がだまそうとしても、それは無理な話です(笑)。
それでも手持ちの模型たちは四散していく訳ですから、複雑な心境になるかと思います。

逆に、亡くなったであろう方の処分品を手にすると、その人となりがはっきりわかってくることもあります。
模型の側が「語ってきてくれる」こともあるんです。

これはたぶん「寸法病」や「スケールシンドローム」「国際統一規格症候群」などに陥っている人たちにはたぶんわからない心境だろうとおもいます。

鉄道模型:とくに真鍮の古い模型には「ドラマ」があり「ペーソス」があります。
だからこそ、16番をやめてOJにしようかと思っても、なかなかふんぎれない自分の葛藤があります。

そんな思いを知ってか知らずか…、オクの出品重複を見るたびに、「やっぱり母親ってのは…」と思う今日この頃です。

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コメント

私も歳をとり、先行きを考えるようになりました。
先日、正式なものではないですが、私の死後、あまたある模型群の処分について
遺言を作成しました。
たぶん、親族は模型の価値など理解してないでしょうから、遺品処理屋に依頼してしまうでしょう。そうしたらゴミ扱いで捨てられるのは確実ですから、信頼できる模型店に依頼して委託販売するように指示いたしました。思い入れのある品々が捨てられるのは忍びありません。
概算してみればマンションの頭金ぐらいにはなりそうです。

ちゃんとした人々に渡ればいいんですけどね。

掲示板にも書き込みましたが、先日模型社のC53をはじめて見ました。歴史的遺産なのかどうか定かではありませんが、想像以上の品でありました。
いくつかバージョンがあったようですが、どれに該当するのかわかりません。
まだ売れてないようですから、興味ある方は御覧になったらいかがでしょうか。

連絡おくれ!

10年に及ぶ単身赴任生活が終わり、自宅に戻ることになった。
既に息子らが大きくなり、社会人だから出てゆけと言いたいが、食事付きにのためなかなか出てゆかない。
戻るべき部屋がない。
「あなたが出て行くか、模型を処分すれば」とのつれいない女房の言葉。

3畳程度でトランクルームは4-5万円。
短期的ならばともかく、地方ならばそこそこの部屋が借りられる。

うーん

EF5841様
家庭内別居…というのもなんだか難しいところですね。
我が家には、実は200輌定説、ってのがありまして、今まで自分が手にした模型は、確かに数百料単位になる筈なんですが、実際に手元に残っているのは、だいたい200輌でして、これを超えると、なんとなく売っぱらっているんです。
最近、自分の身内のことで大量に売っぱらっていた反面、ちょこちょこと買ったり売ったりを繰り返し、今数えると、やっぱり200輌くらいなんです。

多分自分が管理したり、いじったりするのが、私の場合は200くらいが一番扱いやすいためなんでしょうね。
ちなみに私の友人で、千単位の保有数を誇る者がいますが、こちらは全く売りに出さないため、はっきり言ってブラックホール化しています。
ただ、それがために、彼の元に行ったものは、少なくともそこから動くことはないことになるため、かえって安心な場合もあります。

ちなみにその友人が持っているもので、おそらく最高峰は、本人は「カワイのD51」と言ってます。と言いながら、「鉄道模型社のD50」が彼のところにあったりします。(いわゆるC53バージョンです)

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